「Bodies in Overlooked Pain」(見過ごされた痛みにある体)

 2020年、映像14分 

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女性特有の痛みはなぜなくならないのか?という問いをきっかけに、本作は女性の妊娠や出産に関する歴史や文化を探る。身体が感じる物理的な痛みの他に、社会によってコントロールされ得る痛みを提示するため、西洋医学の発達に伴って失われていった知識と職業、インドネシアの伝統的産婆、インドネシアや日本が現在持つ問題点などを比較していく。インドネシア語、英語、日本語で交互に語られるナレーションは人種に関わらず女性という性によって共有される事柄を示唆すると同時に、国や文化によって異なる状況に置かれる女性の姿を浮かび上がらせる。

Stills 

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個展『Bodies in Overlooked Pain -見過ごされた痛みにある体-』

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【 開催概要 】

本間メイ個展『Bodies in Overlooked Pain -見過ごされた痛みにある体-』

会期:2020年2月7日(金) ~ 2月16日(日)  *2月10日(月)は休館

開館時間:11:00~18:30  *2月7日(金) のみ20:00まで開館

会場:黄金町エリアマネジメントセンター 2会場に展開

・日ノ出スタジオI棟(横浜市中区日ノ出町2-145)

・高架下スタジオSite-Aギャラリー(横浜市中区黄金町1-6先)

入場無料

丁寧な調査と精緻な観察を通してジェンダー、ポスト・コロニアリズムの観点から作品を発表する本間メイ。

本個展では、最新作《Bodies in Overlooked Pain》を、昨年インドネシアで展示された出産や胎盤といった女性身体にまつわる作品2点とともに発表します。インドネシアの伝統的産婆(ドゥクン・バイ)への聞き取り調査から始まった新作は、西洋的近代医療によって失われた女性身体へのあたたかな眼差しや、身体的・精神的痛みへのケアに光を当てます。

また、本間が紡ぐ物語の多層性を紹介するため、19世紀後半から20世紀初頭にかけて東アジア・東南アジアでセックスワーカーとして働いていた女性たち、通称「からゆきさん」を辿り、近代日本の植民地主義に内包されていた女性蔑視を浮き彫りにした《Anak Anak Negeri Matahari Terbit-日出する国の子どもたち-》(2018年)も同時に展示。インドネシアと日本、両地を拠点とするアーティストの視点から、近代化の中で見過ごされてきた女性の身体とそれにまつわる文化と歴史を描き出します。(文・内海潤也)

●オープニングトーク&レセプション  

作家によるアーティストトークを行います。  

日時:2月7日(金) 18:00-20:00 *申し込み不要

場所:高架下スタジオSite-Aギャラリー

 

●ワークショップ「Art from inside our body」
へその緒から作り出した幹細胞を簡易顕微鏡で観察しながら、フィトリア・ドウィ・アユニングティアス氏に幹細胞についてお話を伺います。


日 時|2月9日(日) 14:00〜16:00
場 所|初音スタジオ内 はつこひキッチン(中区初音町1-23-3)
ファシリテーター|フィトリア・ドウィ・アユニングティアス
言 語|英語 *逐次通訳有り
参加無料
定 員|10名


フィトリア・ドウィ・アユニングティアス
バンドン(インドネシア)生まれ、大阪在住。2020年、大阪大学博士課程修了見込み。再生医療応用のための幹細胞工学を研究中。

企画:本間メイ

助成:アーツコミッションヨコハマ

​協力:黄金町エリアマネジメントセンター 

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